マイアミアートバーゼルリポートVol.5

優れたコレクション

ラクルーズコレクションはハバナ出身のローザとカルロス・デラクルーズのコレクションを展示する開放感が素晴らしいギャラリーだ。2009年にオープンしたこのギャラリーはギャラリーというには広すぎるがミュージアムとするにはコレクションの内容がギャラリーコレクションに近いのであえてギャラリーと呼びたい。現代美術の最先端の作品を常に収集してきたこの夫婦のアートを見る目は抜群で優れたコレクションになっている。開放感ある場所と裏庭が本当に素敵なので是非訪れて欲しいギャラリーである。

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作品はかなり大きいのだがこのスペースではそれを感じない。

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広々としたギャラリースオエースにアート作品が散りばめられている。

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抽象的な絵画作品。荒々しさの中に洗練も感じられる作品だ。

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アニメチックな感じが面白いのはLucy McKenzieの作品。

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Mark Bradfordのコラージュを駆使した抽象作品。

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人気急上昇中の作家Glenn Ligonの作品はインパクトがある。

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絵画やオブジェなど様々な作品があるが全て力強い。

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2階から1階のスペースを見下ろした風景。スペースの大きさがわかる。

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布のようなシワのある表面のテクスチャーを作品化した絵画作品。

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人気作家Wade Guytonの絵画作品は新しい手法を使っている。

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Rudolf Stingelの作品はパターンを銀色で仕上げている。

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巨大な花の垂れ幕のようなJim Hodgesの作品。

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キャンディーは持ち帰り自由。ゴンザレストーレスの有名な作品。

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鮮烈な色とグラフィカルで力強いストロークが印象的な抽象作品。

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Josh Smithの作品もあった。彼は有望な若手作家の一人。

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オフィスにもアートがあるため一般に公開している。

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オフィスに続く階段にさりげなく飾られたAlex Katzの作品。

 

マイアミアートバーゼルリポートVol.4

Rubell Family Collection

マイアミアートバーゼル期間中はサテライトのフェアや美術館などアートバーゼル以外にも様々な見るべきものがある。僕が必ず訪れるルベールファミリーコレクションもその一つでここはルベールさんファミリーの現代アートコレクションを展示したミュージアムだ。彼らは常に斬新な若手作家を精力的にコレクションすることで知られる。まだ無名に近い若い作家の作品を積極的にコレクションに加えることで若手作家の価値を上げてサポートにもなるという尊敬すべき意志のあるコレクションなのだ。

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南国といった雰囲気の緑の多いルベールコレクションの入り口。

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中には驚くほどの天井の高さと面積のギャラリースペースがある。

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1階ではPURVIS YOUNGの展覧会が開催されていた。

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若くしてた他界した黒人アーティストの展示に見入る人たち。

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2階のスペースでは最近購入した若手作家の展覧会が開催されていた。

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斬新な色彩と構図で描かれた若手作家の作品を積極的にコレクション。

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いち早く有望な若手の作品をコレクションすることで有名だ。

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若手作家ながらなかなかいい感じの抽象画だと思う。

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布やタオルの切れ端を貼り付けて着色している絵画作品。

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若い作家をコレクションすることで有望な才能をサポートする。

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スペースのデザインもシンプルかつクールで素晴らしい。

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新しい独自のテクニックで抽象画に挑む若手の作品は力強い。

 

 

マイアミアートバーゼルリポートVol.3

アートの博覧会

今回、アートバーゼルマイアミを満喫しつつ改めて思ったのがアートの価格が普通の人には到底買えない金額になってしまったことと世界中から集まったギャラリーによって繰り広げられるアートといわれるものならなんでもあるという会場の素晴らしさだった。近年は現代アートの価格はバブル的に高騰して今では数百万円なんてレベルではなく少なくとも数千万円とかからしか買えるアートがないくらいに値段が上がってしまった。でも、もちろん別にコレクターとして買う目的ではなくただのアート好きにとってはアートバーゼルマイアミは様々なアートが一挙に見ることのできる世界一のアートの博覧会なのだ。来年もその先もマイアミアートバーゼルには来たいと思うし来れるように頑張ろうとも改めて思った。

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アートといえばもちろんこの作家!パブロ・ピカソ!沢山あります。

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そしてみんな大好きなのがホアン・ミロの作品。僕も大好きです。

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個人的に大好きなイギリスの作家ゲイリー・ヒュームの作品。

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会場はアートと言われるものならなんでもあるアートの博覧会。

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こんなの俺でも描ける的な代表選手のサイ・トゥオンブリーの作品。

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いつもメッセージが面白いバーバラ・クルーガーの作品。

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現代アート界の異端児?破壊者的なポール・マッカーシーの作品。

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本当に沢山のギャラリーで目にする人気作家のジョージ・コンド。

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バブリーな現代アートを語る時欠かせない作家ジェフ・クーンズ。

 

 

マイアミアートバーゼルリポートVOL.2

ウォーホル、バスキア、キース

マイアミアートバーゼルの会場には世界中から最高峰のギャラリーやアートディーラーたちがブースを開いて最も売れそうなアート、これからさらに人気の出そうなアートなどを展示販売している。ピカソやミロ、シャガールなんていう美術の教科書で学んだマスターたちの作品も売られていて美術館ではなく間近で生で見られるわけだ。近代の作家の作品ももちろん人気で様々な作家の作品が展示されるが中でもダントツ人気はやはり誰でも知っていると言っても過言ではないウォーホル、バスキア、キースの3人だ。

80年代90年代を代表する現代アーティストである彼らは同じ時代を生き、刺激しあい、時にはコラボレーションもしたりしてアート界に話題をもたらした。そんな彼らの作品は僕も大好きだが人気なのか実に多くの作品が様々なギャラリーで扱われている。

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ご存知バスキアの作品もアートフェアには出品される。

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こちらはウォーホルのマリリンモンローのポートレート

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リキテンシュタィンも大人気の現代アート作家の一人だ。

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珍しいバスキアの作品。一体どこに眠っていたのかというのも多い。

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キースへリングの巨大な作品。凄くいい感じの作品である。

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壁面までもがキースへリングの作品で埋め尽くされたコーナー。

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キースへリングの壁にアンディーウォーホルの作品。

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仮面か?見たこともないようなキースへリングの作品もある。

マイアミアートバーゼルリポートVol.1

マグリットが来る?

今年もやってきましたマイアミバーゼル。毎年見ていると世界中のギャラリーが展示するアート作品の変化などなんとなく分かってきて面白い。今までよく出展されていた作家が消えて新しい作家の作品が目立つようになったり色々と気がつくのだ。これはきっとなんらかの理由があると思う。例えばよく出る作家は常に人気だからとか、または変な話だが作家が死にそうなので値打ちが上がるからとか、またはどこぞの美術館で大規模な回顧展が計画中とか色々あると思う。世界のアート界には売れ筋や人気作品の流れを作り出してゆく大きな動きのようなものがあってこうした動きがアートフェアに出展される作品に反映されるのだと思う。今年はマグリットが新たに目立ったし、カルダーは相変わらずの人気だった。

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マイアミアートバーゼルの会場はかなり広くて見るのには1日かかる。

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今年目立ったマグリットとカルダー。イブ・クラインも来るかも?

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とにかく人気のアレキサンダー・カルダーは様々な作品がある。

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最近のフェアで新たに目立ち始めたのがルネ・マグリットの作品。

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カルダーのモビールは値段もすごくてこれなど億とかするかも。

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こんなマグリット見たことない!というような作品も多い。

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カルダーのモビール作品は動きがあって美しいから人気だ。

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カルダーに関してもこんなの見たことないという作品は多い。

 

Blue

卓越した技術

12月1日から1月31日までGINZA6の6階にあるギャラリーTHE CLUBにて猪瀬直哉の個展「blue」が開催されている。ロンドン在住の作家は1988年生まれとまだ若く今回が初めての個展だというが卓越した技術と素晴らしい表現力の作品は初日完売というから素晴らしい。絵画を「言語を超えた存在」と捉え、絵画による視覚情報により作家自身の身の回りに起こる様々な問題を瞬時に全世界の人と共有できるツールと言い切る作家はなるほど力強い表現を見せてくれる。日本の若い作家が海外に拠点を置いて活躍するというのは日本のアートシーンにとって貴重な財産だと思う。

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今回は旧作や新作を織り交ぜた回顧展的な展示になっている。

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油絵とアクリル、アルカイドなどのミックスメディアの作品。

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初日のレセプションではバイオリンの生演奏もあった。

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ロマン派の絵画を思わせる風景画もどこかゲームの世界と通じる。

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非常に細かいところまで描きこまれた風景画。テクニックが凄い!

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古い絵画の中に突然出現するディズニーアニメのようなキャラ。

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個展絵画の素晴らしい模写力があるからアニメが生きてくるのだ。

マイ・コレクション展

寺田倉庫の企画展

アートやワイン、その他にも様々なものを預けられる寺田倉庫は特にアートの管理には力を入れていて、ギャラリーコンプレックスも作ったほどだ。その寺田倉庫にアートを預けるコレクターは相当いると思うが「マイ・コレクション展」と銘打った寺田倉庫の企画展を始めて今年で5回目になる。今回コレクションを出展してくれるのは野球選手のレジェンド王貞治さんや友人でもある藤井フミヤ、そして今は大学教授になったけどサラリーマンコレクターで有名になった目利きの宮津大輔さん他だ。王さんのコレクションは新記録出した時の新聞の活版だったりフミヤは自分のアート作品を預けていたりとコレクターの大事にしてるものを見るのはなかなか面白いものだ。12月9暇で開催中のちょっと変わった趣向の企画展で是非お勧めします。

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藤井フミヤのアート作品を熱心に見る人。関わっていたので懐かしい。

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藤井フミヤ所蔵のアンディー・ウォーホルの作品「True Love」。

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王貞治さんのコレクションは偉大な記録の思い出の品が多い。」

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僕がすごく好きな作家の丸山直文の作品もあった。

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なかなか骨太な宮津さんのアートコレクションに見入る着物の女性。

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寺田倉庫の社長さんが「これからもっと発展させる」とスピーチ。