goop

日本初上陸

ハリウッド女優のグィネス・パルトローが手がけるライフスタイルブランド「goop」が日本初上陸、5月の26日まで六本木ミッドタウンの裏庭広場にポップアップのお店とカフェをオープンしていると聞いて早速行ってみた。「goop」のことを知ったのはNYに住む友人からグィネス・パルトローが始めたライフスタイルブランドがお洒落で面白くて新しいと聞いたからだったが以来メールマガジンをチェックするようになった。2008年に創業とあるからもう10年も継続していることになるが女性に向けてビューティーやヘルス、ファッションなど新しい提案をグィネス・パルトローがセレクトして紹介するのは新鮮だった。今回オープンしたポップアップショップでは「ウェルネス」「トラベル」「フード」「ビューティー」「スタイル」「ワーク」という6つのカテゴリーでキューレーションされたり開発された様々な商品などが買えるほか「goop cafe」ではヘルシーなサラダやサンドイッチなどを食べられる。凄くお洒落でスタイリッシュなのでこの連休中などランチがてら行ってみるものいいかもしれない。

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ポップアップのお店とは思えないほどお洒落でよくできた店構え。

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白いコンテナのようなポップアップの壁には黒い文字で「goop」。

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ビューティー系の商品やキャンドルが並びとてもお洒落な雰囲気。

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LAな感じがする店内の装飾にgoopのもこだわりが感じられる。

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入り口には美しい花があるが店内のいたるところにも花がある。

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レジカウンター横にも美しいお花とgoopの文字があって素敵だ。

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goopのオリジナルファッションがたくさん売っているの。

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goopTシャツやgoopトートバッグなどもチェックしたいアイテムだ。

Tulpa-Here is me

見るものの度肝を抜く

天王洲アイルのTERRADA Art ComplexにあるANOMALYギャラリーにて小谷元彦の展覧会「Tulpa-Here is me」が開催されている。小谷元彦といえば1997年に「ファントム・リム」でデビューして以来、世界各国のビエンナーレに参加して2003年のヴェネチア・ビエンナーレでは日本館代表作家となった経歴を持つが常に話題の作品展示を見せてくれる作家だ。その小谷元彦の新作もスケールの大きな、そして見るものの度肝を抜くような大胆な立体作品である。作家自身の人体像を部分的に他者に重ねたり動植物と融合したりして作られた様々な人物像は鱗があったりハニカム構造の突起があったり非常にシュールというか、不気味というか、とにかく一見の価値のある摩訶不思議な像たちの連鎖を表したような試みである。

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突起の先端には立像。近未来的でもあるし死後の世界のようでもある。

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ぶら下がった電話の受話器には不気味なバッタがとまっている。

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悪魔のような不思議な生物がデジタル機能搭載の乗り物に乗っている。

 

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人物の肌は鱗のようなもので覆われていて何者なのかと思わせる。

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頭が巨大な花のようなものに擬態したような奇妙な人物像。

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デジタル機能を搭載した人物には不思議なところから手が伸びる。

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ハニカム構造の突起が頭から出ている人物。影からも小さい人物が。

合田佐和子個展

時代のミューズ

5月25日まで天王洲アイルのTEERADA Art ComplexにあるANOMALYにて合田佐和子の個展が開催されている。1959年に武蔵野美術学校に入学1963年に卒業後は唐十郎主宰の劇団「状況劇場」や寺山修司主宰の「天井桟敷」の舞台美術や宣伝などに参加した。1965年より立体作品で個展を開催し1971年ごろより絵画制作を始めたほか1981年にはポラロイド写真展を開催するなど多彩な活動を続けた。1990年代には渋谷パルコで個展を開催したり2001年には「森村泰昌合田佐和子展」を開催、2003年には松濤美術館で個展が行われるなど2016年に鬼籍に入るまで多忙な作家活動を展開した。時代を象徴するような人物たちと交流を持ちその存在は時代のミューズ的だったのだと想像できる。今回は合田佐和子の金字塔と言える1970年代から2000年代に描かれた「銀幕スター」や「眼」の油彩画とドローイングが展示されている。

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往年のハリウッド銀幕スターのまばゆい「眼」が描かれる。

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銀幕スターたちの「眼」が様々に描かれるが独特の色合いだ。

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シルバースクリーンの一場面のような不思議な雰囲気の絵だ。

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ちょっと怖い感じもするが独特の世界観で絵は描かれる。

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どういうわけか五木田智央の絵を思い出してしまった1枚。

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妖艶な、そして何かを凝視しているか虚ろなのかわからない「眼」

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時代のミューズは独特の感性と表現力を持っていた。

わたしの、東京

日本を代表するフォトグラファー

6月1日まで天王洲アイルTERRADA Art ComplexにあるKOSAKU KANECHIKAギャラリーにて日本を代表するフォトグラファー鈴木親の写真展が開催されている。

国内外の雑誌で作品を発表する鈴木親は90年代よりエディトリアルやファッションフォトの最前線で活躍して来た。この展覧会「わたしの、東京」では世界中のクリエイターを魅了する街である「東京」に暮らす著名人や若手モデル、有名メゾンまで幅広い被写体を撮り続ける。そして、その中で捉えた被写体の深い部分の一瞬の輝きを逃さない。人や花などの移りゆく時間の一瞬をシンプルに切り取っただけなのに胸に突き刺さる様な美しさを独自に表現する。すごくいい写真展なので是非おすすめいたします。

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東京にくらす著名人も多数撮影しているが普段とは違う表情だ。

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東京という街とそこにくらす人々の様々な瞬間を捉える。

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大小の写真を面白い組み合わせで展示しているのも見所。

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プリントの色や雰囲気もとてもよくて素晴らしい写真である。

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街並みとそこに佇む人の刹那な一瞬を見事に撮影する。

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光と影の使い方もとてもうまくて被写体にリアリティーを与える。

ボスコ・ソディ

素材の存在感

4月26日まで天王洲アイルTERRADA ART COMPLEXにあるSCAI PARKにてBOSCO SODIの展覧会が開催されている。ボスコ・ソディは素材の存在感を前面に打ち出した作品で圧倒的な力強さと繊細さを表現するメキシコ出身の作家だ。おが屑や岩、土といった素材を使い馬力や人力で加工して作品を作り上げる独特のスタイルは素材に秘められた物質的な性質や変化の偶然性を作品のエッセンスとしている。

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キャンバスに投げつけられた様な素材の迫力は美しい。

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ひび割れといった自然のもたらす変化を作品の中心に据える。

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大きな物質としての作品の存在感は自然の様に雄大で同時に繊細だ。

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美し白い世界が自然の作用で作り上げられる。

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全て手作業で土を焼いて自然に近いレンガを作り積みあげる。

FIXED CONTAINED

若手作家たちのグループ展

天王洲アイルTERRADA ART COMPLEXにあるKOTARO NUKAGAギャラリーにて6月29日まで松山智一のキュレーションによるグループ展「FIXED CONTAINED」が開催中だ。アメリカをベースに現代を疾走する7人のアーティストの作品を展示するということでとても興味深かった。現代アートという手法で7人の作家たちが紡ぎ出すのは文化的な背景や社会的問題など様々な情報を抽出して編み直す作業(FIXED)とも言える。それは密度の高い器(CONTAINED)の様にさまざまな現実と非現実を見るものに語りかける。この複雑な世界を再提示する中で過去から続く流れの中の現在という位置を考えさせてくれるのだ。このキュレーションされた若手作家たちのグループ展「FIXED CONTAINED」はとても質の高い作品と表現力でとても見ごたえがあった。

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Tomokazu Matsuyamaの作品。素晴らしい完成度の作品だ。

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シカゴ出身の作家、Tony Matelliの作品は時間や陳腐さなどを表現。

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ドミニカ生まれのFirelei Baezはサンディエゴを拠点に活動する作家。

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Inka Essenhighの絵画作品は非常に幻想的な感じがする。

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Carlos Rolonは様々なメディアを駆使して美しい作品を作る。

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この作家Brian Alfredの作品は以前見たことがあった好きな作品だ。

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違ったタイプのCarlos Rolonの作品では華々しい金色が使われる。

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Tony Matelliの他の作品。大きめの像にメロンが乗っている?

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Brian Alfredの他の作品。凄くシンプルで力のある絵だと思う。

Tom Sachs

トム・サックスが同時開催中!

4月20日より東京オペラシティーアートギャラリーにてトム・サックスの展覧会「Tom Sachs TEA CEREMONY」が開催されているが今回はこの展覧会以外にも六本木の小山登美夫ギャラリーでの展覧会、駒込にあるIndoctraination Centerでの展示、そして原宿のBEAMSではポップアップショップも開催されるとあって今東京でトム・サックスが同時開催中!なのだ。トム・サックスは既製品を使って様々なものを作り出す。そこには政治や宗教、モラルやカルチャーを皮肉ったメッセージ性が絶えず感じられるがなんとなくユーモアのある手作り感満載の作品がそれをさらっと許してしまうという感じの作家だと思う。しかしその昔に実弾を使った鉄砲の様なオブジェの展示をニューヨークで行いそのギャラリーのオーナーのメアリー・ブーンが逮捕されて留置所で一晩過ごしたなんてこともあった何かとお騒がせな作家だ。

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侍の兜を思わせるオブジェだがホウキとか使ってて面白い。

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ペンチなどを使って作った伊勢海老。超絶技巧を模倣してるのか。

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なんか可愛らしい感じがするが多分犬小屋だろうか。

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飛行機のトイレを再現している様だ。建設素材など多用する。

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なんか色々とごちゃごちゃ取り付けられた装置?

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ここからは小山登美夫ギャラリーでの展示。スプレーのブランド。

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NASAの茶碗?ご丁寧に金継ぎまでしてあります。

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アメリカの国旗はトムの作品によく出てくる。愛国心を皮肉る。

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シャネルのマークがついたお香の壺?ブランド崇拝を皮肉る。

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多分ほとんどの素材は廃棄物や工事現場のゴミの様なもの。

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これもなんか怪しい雰囲気のするセットの何かである。

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宇宙やNASAはトムの作品に頻繁に登場するテーマである。

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日本のウィスキーやNASA茶碗などが入る合衆国ボックス。

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ユニークなオブジェが整然と並ぶ小山登美夫での展示風景。