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黒い瞳に沈むジャワの伝統

7月18日まで渋谷ヒカリエ8階の8/ART GALLERYにてムハッド・ユスフ展が開催中だ。

ムハッド・ユスフはインドネシアの東ジャワ出身の作家で社会的、政治的問題や自然を独自の視点で観察し作品にする作家だそうだ。初めて見る作家だけどどこか宗教的な雰囲気が作品全体から漂う。今回はジャワ島の伝統的な花嫁衣装をまとった女性のイメージがテーマになっているとのことだ。キャンバス作品もあるが多くは木に彫刻して黒などの色を着色した繊細なレリーフのような作品になっている。

ジャワの人々は生粋のジャワ人を意味するクジャウェンの精神を保ち続けているとされる。婚礼の衣装や化粧にも特徴的なクジャウェンのシンボルが多く潜んでいる。しかし、その精神は近年失われつつあり表面的な形式だけが残っていると危惧する作家は女性達の目を黒く塗りつぶして表情から心を読めなくしている。見事なまでの彫刻作品はそれだけでも見応えがある作品だがそこに秘められた思いを知ると更にに面白いので一度見た後に是非パンフレットなどで理解しながらもう一度見ることをお勧めします。

www.hikarie8.com

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