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目を欺くアート

精巧な捏造作品

4月28日まで外苑前にあるMAHO KUBOTA GALLERYにて多田圭佑の個展「FORGE」が開催されている。若手作家である多田圭佑にとって初めての本格個展だそうだが作品はかなりの完成度と面白さで驚かされる。作品は古い板の上に大胆に絵の具の大きなストロークで描かれていたり塊のようなものがへばりついていたりなのだが、話を聞けば作品が描かれている古い板も精巧に作られた作品なのだという。つまり作品の土台と思わせるものも作られた作品であり全ては精巧な捏造作品なのだ。

近くで見ても分からない

それにしてもこの精巧な捏造作品は凄いテクニックによって実現されているので驚くばかりだ。土台の古い板は傷があったりネジで留てあったりするのだが近くで見てもそれが作られた作品だとは到底思えないリアルさなのである。「FORGE」という展覧会タイトルは「捏造」というような意味があるそうだがなるほどこの捏造にはまんまと騙された。ここまでしてこう行った作品を作り上げる作家の情熱は凄いものがあると思う。是非自身の目でこの素晴らしい捏造作品をご覧頂きたい。

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大胆な絵の具のストロークと土台の板も全ては作品だ。

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この焼けたような板の質感もへばりついた塊も作品。

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まるで自然に着いたような汚れも全て作品というから驚く。

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木目やネジの質感なども近くで見ても偽物とは分からない。